6月例会と NPO法人女性ネットSaya-Saya 代表理事 松本和子氏の卓話
- zontaclubtokyo3
- 2021年6月24日
- 読了時間: 3分
更新日:2021年6月25日
(NPO 法人 女性ネット Saya-Saya の目的)
ドメスティックバイオレンス等の暴力被害により、さまざまな困難を抱えた女性と子どもたちの権利を擁護し、その支援活動及び暴力防止活動を行うことにより、これらの者の安全と福祉、健康の増進を図り、女性と子どもの人権の確立と男女共同参画社会の実現に寄与することを目的とする。)
前回の5月の卓話をされた「カリヨンこどもセンター」(東京IIIゾンタクラブがサポートしている団体)の相川理事長、しながわチャイルドラインの谷山啓太新代表理事や会員、並びに他クラブのメンバーも参加され賑やかなZoom会議となりました。


松本和子代表理事
NPO法人女性ネットSaya-Saya 連絡先 03-6807-8442
東京3ゾンタクラブが設立当初(約20年前)より支援してきている「女性ネットSaya-Saya」は、この20年間で大変に発展し、世の中に貢献されてきているのが松本氏のお話でとても良く分かりました。
卓話の内容
・日本のジェンダー平等が進まない要因は、社会の抑圧が強いことがあげられる。
・GBV(Geder-based Violence) という言い方が主流となってきている。
・女性へのあらゆる暴力の撤廃をUNは進めているが、日本はまだ遅れている。日本女性は世界一我慢強いのではないか。被害者が声を出さない。
・目に見えないコントロールが強い、この場合はDVと認められない。
・DV被害者支援、面会支援プログラム、加害者更生プログラムの3つが必要である。別々にあるのではなく、ワンストップであるのが望ましい。
・「子供、女性とわけるのではなく横につながる女性支援」が今後は期待される。 ・DV被害を受けた女性とその子ども達に対する同時並行心理教育プログラム「びーらぶ」で得た知見をもとに開発された、日本で初めての里親と里子、施設職員と子どもたちを対象にした心理教育プログラムを準備中 など
卓話の後、皆さんとの議論が盛り上がりました。
参加者の卓話の主な感想
初めて活動のお話を伺い感動でした。 (
また活発な意見交換も興味深かったです。
経済的には先進国でありながら日本は女性の立場は低く、女性自身そのことに甘んじている傾向もあるかと思います。・・・・・・・その中で多面的な取り組みをされていて、特にアウトリーチの重要性を感じました。
最後に議論になったジェンダーギャップ指数について、私は男性側なのですが、日本が世界で最も低い順位になっていることは納得できます。大人・男のための社会、制度になっていると感じます。おそらく子育て役割観による原因が大きくて、企業などの就労環境に差が出ていると思います。差をなくすための法整備や行政の支援も不十分なのだと思います。
Saya-Sayaさま初め3つの団体さまと東京IIIゾンタクラブさまとが蜜に連携を、継続的に見事に取られていらっしゃることも勉強になりました。
松本和子氏のお話を伺い、数々の活動に取り組まれていらっしゃり、感服致しました。
日本は4人に1人がDV被害者との事。DVは本人の意識を変えていく事が必要だと思いますし、男女共にに小さい頃からの性教育が必要だと深く深く思います。
6月の卓話はとても為になるお話でした。・・・ など
・・・・・・・・・・・・
これまでの、東京IIIゾンタクラブのZoomによる一連の『卓話』は、次回予定されています『里親経験の方の卓話』へと続き、『子供や女性のDVなどの問題』の全体像が次第に明らかになる内容となっています。
(文責 堀本)
Comments