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執筆者の写真zontaclubtokyo3

東京IIIゾンタクラブ設立20周年記念企画 第4回卓話

更新日:2021年8月16日

テーマ  

里親として子どもたちに寄り添い、みえてきたもの

~幼少期の家庭環境・親子関係・トラウマ・・・~


日 時:2021年7月19日(月)19:00~20:10 (講演40分、質疑応答20分)

開 催:Zoom会議


報告者:小山 修氏(おやま おさむ)氏 社会福祉法人 幼年保護会理事長

参加者: 27名


卓話に関する参加者皆様からのご感想のまとめ


養子縁組という言葉は存じておりましたが里親養育という言葉は全く馴染みがありませんでした。無償の愛が無ければ成立しませんね。里親養育の意義、役割や義務も文字で表現することはできますが志高く、自分自身のポリシーが無ければ絶対できません。世の中にこのように偉大なことを成し遂げ社会貢献されている方がいらっしゃることに頭が下がります。ボランティアの神髄であると感じました。


養育里親としての、実体験に基づくリアルなお話は興味深くとても分かり易く、勉強になりました。

両親からのDV被害、家庭の崩壊など、里親を必要とする子供たちの多様性が理解できました。

両親から虐待を受けてきた里子が、時には赤ちゃんかえりして色々試すという実際のお話から、里親には、深い愛情と相当な覚悟が必要だと感じました。前回のお話とあわせ、虐待・DVの連鎖があるということが悩ましく感じました。


ご質問に小山氏は

*子どもにきちんとを求めない。穏やかなルールで良い。

*すべてを抱え込まない、他者に相談する。

*何よりも焦らず、楽観性を持つ。

*子どもの乗り越える力に希望をもって信じる。

子供に接するときのすべてに通じる大切な点を教えていただいた。チャイルドライン活動に通じる事だと受け止めました。とっても心にしみる卓話、ありがとうございました。


里親登録10000人程度というのは、日本では里親に対する理解が浸透していない事の証と思う。思春期の男女の子供を養子にする場合、教育や家庭生活に様々な忍耐・寛容性が必要で、日本での難しい事例発表も必要と思うが、欧米諸国における養子、それを支える社会や行政の仕組みなど(問題点も含め)も知りたいと思った。


小山氏は、「里親は誰でもなれます」とご発言されていたが、それには疑問が残る。

実際には里親からの長年にわたる複数への子ども達への暴力と性暴力が明るみとなり、多くの非難の中、県はその解決や踏み込みを明らかにしていない現実がある。里親関連を学んでいる中、小山先生、そのご家族へ、心より尊敬申し上げます。






           小山修氏   

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