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執筆者の写真zontaclubtokyo3

5月例会と カリヨン子どもセンター 相川理事長卓話



Zoomだから出来ることもあり、今回はお忙しい中 社会福祉法人「カリヨン子どもセンター」の相川裕理事長⦅弁護士⦆にお話を伺いました。


東京3ゾンタクラブは、当初より『カリヨン子どもセンター』の支援をしてきています。


少し説明をしますと・・・

「カリヨン子どもセンター」は、居場所のない子供たちの緊急の受け入れの「子どもシェルター」と、自立を支援していくための「自立援助ホーム」を運営しているところです。他にデイケア事業もあります。



「子どもシェルター全国ネットワーク会議」(カリヨン子どもセンター内)は、全国各地で子どもシェルターを設置運営する団体の設立支援、経験交流、研修、連携協力等を行い、困難を抱える子どもの権利保障の実現をめざす活動を行うことを目的としています。


親から見放されて児童養護施設にも入れない状態になった子供の最後の砦ともなっています。


子どもの権利を守るために、弁護士さんたちが中心にいらっしゃるのが、他の組織と違うところかもしれません。


実務的な問題解決が出来るというわけです。


自分の境遇を選べないで生まれてきた子供が、心がまっすぐに育っていくのは本当に大変なことだと思います。


実務的な問題解決と同時に、心に寄り添い、指導していく難しさもご報告されました。




       相川理事長


参加者から頂いた感想のまとめ


今回は東京Ⅲゾンタクラブの支援先の一つ、しながわチャイルドラインの方達、研修をされながら子ども達と接している沢山の若い熱心な方達が参加され、内容の深いコメントを頂きました。

・子どもたちに携わっている中で、横との連携や親の問題はいつも心に引っ掛かる問題でしたが、今回、相川理事長のご熱意に感動し、自信をもって連携出来ることを確認させていただけました。又、子どもだけでなく親支援も視野に入れないと難しく、他機関や専門職と相談し、整理しながら連携を深めていくことの重要性を痛感しました。


大学生や大学院生の若い方達からは、

・子どもシェルターの存在は知っていましたが、どのように子どもを保護し、社会復帰させていくのかを知ることが出来て良かったです。施設を卒業したら終わりではなく、OB・OGとの繋がりがその後も持てることや、卒業後もSOSを出せる場所であり続けることが素晴らしいと感じました。

・学校で学んでいますが、施設の実際は授業ではわからなかったので、このような機会を頂き、非常に興味深く、色々知ることが出来ました。

・相手を丸ごと受け入れることは、難しいが、「なんでそう思うのか?不安が別のところにあるのでは?」と、常に疑問を持ちながら接することで少しでも子どもの気持ちに寄り添えるようになろうと改めて思いました。


また、参加者の具体的な質問、例えば、シェルター入居が必要と考えられるお子さんにカリヨンを紹介する場合はどのようにしたらよいかと言うQに対し、入居の窓口の、東京弁護士会子どもの人権110番をご紹介下されば、相談担当弁護士がお話を伺って対応します。と言うように誠実にお答えくださいました。



・・・・何人かから、心に沁みた言葉として「丁寧に時間をかけてやっていくこと」「先入観を持たずに評価しない関係を創ること」 これらを常に自分自身に問いかけながら大切にしたいというコメントを頂きました。

ゾンタの他クラブでは、首都圏と地方とでは現実や捉え方にも大きな違いがあって驚いたという感想には、こちらが逆にびっくり致しましたが、まずは知ることから、そして自分たちに何が出来るのかを考えて行くことから一段一段ステップを踏み、支援活動に繋げていきたいという思いは同じで、嬉しく思いました。                               ・・・・・片桐会長




・・・・・・・

つぃかのコメント


このような問題に、欧米などでは、キリスト教会などがかかわてくることが多いのではと思いました。


日本では戦後、神道や仏教の教えが途絶え、道徳教育も心もとなくなり、心の教えを説く場所が無くなってしまいました。


コロナ禍の今だからこそ、考え直さなければならない時代となったように切に思いました。


ただでさえ、厳しいコロナ禍の中、シェルターの子供たちが無事に過ごせますようにと心より祈ります。


緊急の相談が必要な時は、シェルターに是非ご連絡ください。


東京弁護士会子どもの人権110番へ

​TEL 03-3503-0110                        

                                        文責  堀本             


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